みんなで21世紀の未来をひらく 教育のつどい 教育研究全国集会

ダイジェストDigest

⑨技術・職業・情報教育 楽しさや深い学びを引きだす技術・職業・情報教育のあり方を問う

 技術・職業指導を追求し地域と職業教育をつなぐ第9分科会には延べ10名が参加しました。積極的で活発な討論をすすめることができました。

 

1.レポート
 レボート数は日程の厳しいなかで4本のレポートが出ました。内訳は、中学2本、高校2本で以下の内容です。①市と連携した「おもちゃ修理屋さん」のとりくみと、養護学校(特別支援学校)向けのICT用補助装置作成といった地域・学校連携によるとりくみの報告です(高)②金属加工を授業に取り入れたいと考え、色々さがしている中でスプーンづくりに出会った。15時間で取り組める形にする中で材料の固定具や治具の改良をおこなった。生徒たちが実践から技能の獲得をめざせる教材づくりの報告です。(中)③授業や教材をどのように構築するのか、長い教員人生のなかで取り組んできた教材を参考にしながら、現在に合った教材を探求しそれを授業に落とし込む作業の報告です。(中)④10名程度からスタートしたインターンシップのとりくみを2014年地域連携重点型に指定されたのを機会に、希望生徒だけでなく2学年全員の参加に変更し全教員が参加する総力戦となった。また、長くとりくむ中で企業側や生徒の意識や考え方の変容についての報告です。(高)

 

2.参加者の討論
 生徒にどのように学びを伝えるのか、おしえていくのか。学校に集まる意義、ものづくりは一人でもできるが学校で集まってものづくりをする価値とは何か。この2点で討論とした。以下参加者の意見をまとめた。
 技術教育は人間の形成にどのように寄与するのか。技術の授業が人生でどう役立ったか。生きていくうえで一般常識ではないか。人間は経験が出来ること、その経験を人が集まってお互いに結びあって協働することができる。目の前に人がいて、教えてくれる人、手助けしてくれる人がいるから出来る。目の前で教えることが大事であり、集まることが大事でありなくしてはいけない。日常との関係性をどのように持たせるのかが大事で、授業の中で教員と生徒、生徒と生徒で何が生まれるかわからない、その機会を奪ってしまうのではないか、オンラインだけではその創造性を狭めてしまうのではないか、だからこそ授業には価値があるのではないか。

 

3.討論のまとめ
 技術・職業教育は知ってみて自分の中に落とし込めるその落とし込める作業が出来ないことが問題で、一緒になって考える、一緒になって作業する、一緒にやる、そのような機会が大事ではないかと考える。現在は身近にあるものを安易に使いすぎではないか。日本は逆方向に進んでいるのではないか。ものづくりとは何なのかを考えることが大切であり年を取って振り返ったとき、そのことがすぐに思い出せる印象に残る教科であり、それが技術・職業教育の魅力ではないのか、そのことを大事にしていかなければならない。