ダイジェストDigest
フォーラムE 「どうなる?どうする?参加と共同の学校づくり」
「フォーラムE」は「どうなる?どうする?参加と共同の学校づくり~子ども・生徒の声を学校づくりに!」と題して、コーディネーターに山梨大学の日永龍彦先生をお迎えし、シンポジストとして埼玉県立の高校3校、特別支援学校1校(盲学校)から生徒会役員などの生徒8人と、さらに保護者の方2人に登壇してもらいました。
このフォーラムのねらいは、学校の当事者である生徒や保護者の意見を直接聞くことです。そこで、事前の打合せ会において、どんなテーマがいいかということを話し合い、各学校での取り組みなどを踏まえて、①「学校の施設・設備」、②「学校行事」、③「校則や学校のルール」という3つのテーマを設定し、生徒・保護者が意見を表明しました。
今回フォーラムに参加してくれた生徒たちは、それぞれの学校で生徒のさまざまな声を踏まえながら、自分たちの学校の「未来」を語ってくれましたが、この声をどう受け止めるのかが、私たち教職員に問われています。「子どもの権利条約」や「こども基本法」が言う「子どもの意見表明権」を、実質的な権利として行使できる場をつくっていくこと、そしてその意見を大人がしっかりと聞き、対等な立場で共に考え、一緒に学校をつくっていくこと、これが「参加と共同の学校づくり」の実践課題です。
埼玉では2000年来の教職員評価、学校評価に対する闘いの中で、全ての県立高校・特別支援学校に生徒・子どもが参加する「学校評価懇話会」という仕組みをつくってきました。コーディネーターの日永先生は、埼玉でこの「懇話会」の委員を長く務めている経験から、「『懇話会』で子どもたちが安心して意見を表明できること、そして教職員はその意見に誠実に応答することが大切」というまとめの発言をされましたが、意見表明する生徒・子どもを含め、教職員と保護者・PTA、そして地域の方など、それぞれが学校の当事者として、どういう学校をつくっていくのかという意見を交換し合う場として、「学校評価懇話会」を機能させることが重要です。そして、立場の違いを越えて共通点を見つけ、または意見の違いについてもお互いに率直に話し合うことで、「学校評価懇話会」での対話を学校づくりにつなげていくということが、国や県教委が狙う「管理と競争によるトップダウンの学校支配」への対抗軸であり、「参加と共同の学校づくり」が持っている「希望」だと考えています。