ダイジェストDigest
実行委員会より開会挨拶 中村雅子・実行委員会代表委員(民主教育研究所代表運営委員)
コロナ禍によって2020年度の教育のつどいは中止、2021年度はオンラインのみのつどいとなりました。2022年度から、教育のつどいは現地開催をめざしてきました。その取り組みの一方で、2022年にはロシアのウクライナ攻撃が開始されました。そして2023年10月からイスラエルによるガザ地区への攻撃が続いています。力で弱者をねじ伏せることを世界は防げていません。
日本の子どもの状況は、不登校・登校拒否が2023年度過去最多を記録しました。その背景には、7人に1人の割合となる貧困があります。「学びを止めない」という押しつけによって、教職員は常に追い詰められ、精神疾患の多さとなって表れています。そして教育の「穴」が生じているのです。その上次から次へとかぶせられる職務、長時間過密労働が教職員に押し付けらています。
文科省のCOCOLOプランによる「誰一人取り残されない学びの保障」や、子ども一人ひとりに個別最適な学びとして「多様な学び」は、逆に「不登校をもたらす学校づくり」につながっています。「極度に競争的な教育制度」と国連・子どもの権利委員会に指摘されている日本の教育制度には、根本的な改革が求められています。それは競争原理ではなく、子どもの権利を守り、もう一つ先の未来を展望する視点で社会をどの様に創っていくのか、その責任を問われています。それは1人ではできません。平和で民主的な社会を求める多くの人々の願い、日本国憲法第九条、子どもの権利条約をまもり、実践へどう私たちはつながるか、ともに考えてとりくんでいきましょう。
「全ての夢は、子どもたちの命が大切に育まれ、平和な地平を切り開く展望を持つこと。」
競争や暴力からの脱却を。夢を語り。未来を語りましょう。