みんなで21世紀の未来をひらく 教育のつどい 教育研究全国集会

ダイジェストDigest

⑪体育・健康・食教育

 1日目の全体会では、各共同研究者から討論の投げかけが行われました。続いて、健康から2本、食教育から1本の報告がありました。以下、各小分科会の様子です。

 

体育小分科会
 愛知の報告(小)は、ただ何となくやっている体育ではなく、「子どもたちが夢中になる体育」を意識した実践でした。その中で、教材を通して「何を学ばせるのか」「獲得させる技術は何なのか」等について検討されました。京都の報告(小)は、ルールや場を工夫し、子どもたちみんなで楽しく活動するベースボール型ゲームの実践でした。学習(活動)内容を整理し系統立てて指導すること、子どもの考えや願いを授業の中で輝かせていくことの大切さについて確認されました。

 

健康教育分科会
 愛知の報告(高)は、養護教諭に押し付けられてきた教職員健康診断業務の改善を求めて仲間と共にとりくみ、4年間のアンケートと県教委交渉によって少しずつ改善がみられました。大阪の報告(小)は、来室者の実態から経年で実施した生活習慣アンケートをもとに、質の良い睡眠をめざして分析と発信を続けました。京都の報告(小)は、子どものタブレット使用のトラブルに対して組織的に学校内外の連携で対応した報告でした。京都の報告(中)は、養護教諭の職務の多様化・複雑化、特に不登校の子どもの居場所づくりと養護教諭の役割について報告されました。体育・健康合同では、東京(中)から、学校と助産師が子どもの実態を共有しながらすすめた性教育について報告され、交流を深めました。子どもの健康問題は深刻さを増し、子どもたちが知りたい確かな学びを保障する包括的性教育は緊急の課題と確認されました。また、教職員の健康を守る条件整備、養護教諭の複数配置拡大についても論議されました。

 

食教育分科会
 給食が無かった地域に、住民の願いで始まった新設の給食センターによる給食の報告では、子どもと先生の声の変化に、あらためて学校給食の教育的な価値を見出しました。6万食を超える超大規模統一献立の地域の報告では、苦悩と制約の多い中でも、給食を通して子どもたちの心身を育み、地域とつながろうと奮闘する栄養教諭の姿が、全国の様々な環境の仲間の励みとなりました。小中一貫校での給食・食育の実践報告では、9年間を一貫した食育ができるメリットと共に、栄養管理のシステム的な問題や、栄養教諭の業務過多などの課題もあげられました。地場産でオーガニック給食の推進を目指す報告では、生産者と栄養教諭の理想的な関わりが全国のモデルを示してくれました。

 

 全体会では、各小分科会の報告の後、共同研究者からまとめの発言が行われました。